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(*゚Д゚) 「ここはCOによる推理の基本を解説していくところだぜ」 (=・ω・) 「ふむふむ」 (*゚Д゚) 「COとはカミングアウトの略称だったな 自称天才とかそういうやつだぜ」 (*゚Д゚) 「つまり俺でいうなら馬鹿COってわけさ!」 (=・ω・) 「!?」 (*゚Д゚) 「あ、あくまで自称なんだからね・・・!」 (*゚Д゚) 「さてこのCOによる推理の大前提となるのが」 「村人は役職騙りをしてはならない」 (*゚Д゚) 「というものなんだぜ」 (*゚Д゚) 「この理由は追々みえてくると思うから、説明はまだしないぜ。」 7A村 (狼1 占1 村5) A 占いCO B ○ B 占いCO A ● (*゚Д゚) 「さて、この場合・・・役職を騙ることができるのは2人しかいないよな。誰と誰?」 (=・ω・) 「狼と、占い師だね。」※答えは反転文字 (反転文字は、マウスカーソルをクリックしたまま引っ張って表示させてね!) (*゚Д゚) 「じゃあその二人の占い結果で、事実と矛盾する方が偽物だよな」 (*゚Д゚) 「つまり狼は・・・・ A !」 (=・ω・) 「※占と狼の2COだから真占いの対抗は絶対●なんだ」 (*゚Д゚) 「つまり1吊りで詰み。「チェックメイト」ってやつだぜ」 (=・ω・) 「詰み?」 (*゚Д゚) 「詰みについては中級者講座【進行論編】で詳しくやるぜ」 (*゚Д゚) 「でもその前に、今はCOに慣れるのが先だ」 (=・ω・) 「なるほどね!」 7A村 (狼1 占1 村5) A 占いCO B ● B 占いCO A ● (=・ω・) 「・・・ならこれはどうかな。AとBどちらが真占い師かなあ」 (*゚Д゚) 「当然、どちらが本物かなんて、そんなことは判らないんだぜ」 (*゚Д゚) 「だから「 両方吊る 」ことで確実に勝利なんだ」 (*゚Д゚) 「※真占い師は村のために人身御供になってくれるいい奴なんだぜ・・・」 (=・ω・) 「ここまで書いてみたけど、もしここで村人が役職を騙ったらどうなってたかな」 7A村 (狼1 占1 村5) A 占いCO B ○ B 占いCO A ● C 占いCO A ● D 占いCO A ● (*゚Д゚) 「・・・だれが真占いかわかるかい? もちろん本人と狼以外誰にもわからない」 (=・ω・) 「Aは狼っぽいけど……」 (*゚Д゚) 「Aが真占い、Bが素村でも、周りには全く判らないんだぜ」 (*゚Д゚) 「じゃあ村人が役職騙りをして、誰が得するの?」 (*゚Д゚) 「勿論『 狼だけ 』さ」 (*゚Д゚) 「狼はCO者の真贋が見え易いから 村人の役職騙りは大抵『利敵行為』で禁止なのさ」 (*゚Д゚) 「ただし最終日は特例で村人は役職騙りを許されていることがある」 狂狐あり村最終日(生存者 B、C、D) A 占いCO B ○ → E○(狐呪殺<銃殺ともいう>) → 噛まれ B 占いCO A ○ → F○(呪殺対応失敗、人外CO) C、D (最終日までCOなし) (*゚Д゚) 「・・・Aが呪殺を出している以上、A真でB偽は確実。A真B人外なら狂人しかないさ」 (*゚Д゚) 「つまり最終日の陣営構成は『 狂人+狼+村 』」 (*゚Д゚) (ああ、狼の勝利条件の計算では、狂人は村人として数えるよね) (*゚Д゚) 「ここで村側の利敵行為はもちろん負け確定の行動をとること」 (*゚Д゚) 「狂人が狼と票をあわせられれば勝ちなんだから……」 (=・ω・) 「・・・つまり一番やってはならないのは、『村人(非狼)CO 』」 (*゚Д゚) 「仮にC,Dどちらかが「狼CO」した場合、 対抗グレーの村人が「狼CO」できないなら 負け確定の利敵行為になるのさ」 (=・ω・) 「『最終日の村人の役職騙り』は勝つための手段の一つだから、OKなんだね!」 (*゚Д゚) 「さて最後はややこしいぜ」 12C村 (狐1 狼2狂1 占1霊1狩1共2 村3) A 占いCO G ● B 占いCO I ● C 占いCO J ● D 占いCO K ● E 霊能CO F 狩人CO G 共有CO 相方第一犠牲者 H 共有CO 相方第一犠牲者 I、J、K COなし (*゚Д゚) 「吊りの数は(12-1=)11人開始の村なので11→9→7→5→3→ENDの5吊りだ」 (=・ω・) 「誰をどの順番で吊っていけばいいかな」 (*゚Д゚) 「破綻してる者は『 B、C、D 』」 (*゚Д゚) 「その理由は『 (占)真偽偽偽-(霊)真-(共)真偽で人外全露出してる=IJKは村だから 』」 (*゚Д゚) 「吊る際に注意しないといけないのは、狐の前に狼を吊りきると負けてしまうこと」 (*゚Д゚) 「つまり最後の吊りを『 G 』にしておけば村は確実に勝ちってことだぜ!」 (*゚Д゚) 「※ちなみに初日の狩人即COは基本的に、無意味すぎて完全に悪手/^o^\だぜ!」 (*゚Д゚) 「よし、これくらいで一応COには慣れただろう! お疲れ様だぜ」 (=・ω・) 「人狼ゲームって難しいんだね……」 (*゚Д゚) 「そんなことはないぞ、慣れれば楽勝だ!」 (=・ω・) 「そうなのか……」 (*゚Д゚) 「ああ、誰でも最初はそんなもんだぜ」 (=・ω・) 「よーし、がんばるぞー」 (*゚Д゚) 「その調子だ! ファイト!!」 ←初心者講座【役職編】 │ 初心者講座【発言編】→ ▲上へ戻る
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現在作成中 超作成中 村1回の時間 8~9人 30分以下 11~12人 1時間弱~強 16人 2時間といくらか 事件前日→1日目夜 の時役職がランダムで配置されます この時間が「夜」です 狼しか喋れない時間です 能力者が全員行動決定すると夜が終わります 狼の発言は狼とGM そして死亡者にしか見えません 独り言は本人とGM および死亡者にしか見えません なお、投票制限がある場合 能力者が能力発動しなかったら 死亡することがあります この時間が「昼」です 思う存分喋ってください この時間出来ることは喋る事と投票する事だけです ただし喋る量に制限があります 上の日没まで の時間と制限時間 どちらかが切れると喋れなくなります また、あえて喋らない事も選択肢の一つです 投票が終わると夜になります また、昼の独り言は投票間際しか出来ません 投票の基本 占い師に投票しない 占い師が村人と言った相手に投票しない 霊能に投票しない 共有に投票しない それ以外に投票する 占い師が狼を見つけていない場合 確実なことがいえないために 初日の投票は「なんとなく」になります 占い師 霊能者 狩人 の偽者が居る場合 その候補は「狼」「狂人」「狐」のいずれかとなります 前日を見返すためにはログを自分で取っておくしかありません 11人以上の(狩人が居る)時 占い師は初日にCOするのが基本となります よくわからない時はCOして間違いありません 他の能力者はパターンが多いです 初日 死亡した「初日犠牲者」は中の人が居ないスクリプトの妖精ですが 何らかの役職を持っています 16人村の場合 初日犠牲者の所持する役割は「狐」と「狼」以外 「占い師」「霊能者」「狩人」「共有者」「狂人」「村人」 のいずれかです 占い 霊能 狩人 狂人 はそれぞれ1人しか居ないので 初日犠牲者がこれらのどれかを所持していた場合 その村に「本物のその役職者」は居なくなります 投票時 最多投票者が2名以上居た場合 再投票となります うっかり再投票を忘れて死亡することがよくあります また、一定以上再投票が続くと 「勝負がつかず全滅」により、引き分けとなります
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信用 判定だけでその能力者の真偽がつかない時 その能力者を信じる決め手になるもの 以下作成中
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◆初日犠牲者「な、なにをするキサマラー!?」 初日犠牲者 初日狼に食われることでこの村に狼が居ることを喧伝する存在 かつて初日犠牲者が居なかったころ 村には16人の中の人入りの村人が集い 初日の狼の噛みを怯えて過ごしていた そう 昔は何も喋らないうちに狼にかみ殺されることもあったのだ ありがとう初日犠牲者 君の犠牲は忘れない 特に占いの時とか ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 【初日犠牲者の特徴】 初日絶対死亡する(狼の初日の噛み対象) 中の人は居ない(スクリプトの妖精) 初日犠牲者にも役職が割り振られている 初日犠牲者の役職は「狼」と「狐」以外なんでも有り得る 初日に狼が噛みを選ばずに制限時間を越えて全滅すると初日犠牲者は唯一の例外として生き残りその恐怖の必殺技を狼に叩き込む 初日犠牲者も役職を持っている 「村人」「占い師」「霊能」「狩人」「共有」「狂人」 このいずれかである 一つの村に「占い師」「霊能」「狩人」「狂人」は1人しか居ないので 初日犠牲者がこれらを持って行ってしまうと その村にその役職は存在しなくなってしまう ※なお紫炎鯖の初日犠牲者は やたら「占い師」を持っていきたがることで有名
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取得中です。
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強い権力者 村人のリーダー 村人サイド 1村に2人だけ 13人以上で登場 共有者はお互いに共有者だとわかる 名乗り出た瞬間確定で村人だとわかる 村人サイドの強力なまとめ役 2人で1組という性質上 偽者が出ることが非常に難しく 共有者が村の方向をまとめれば 人外にまとめられることは無い、という点で もっともリーダーに相応しい あえて名乗り出ないことで色々な小技が存在するが 基本は名乗り出て村を引っ張っていくことが必要だろう ちなみに全役職中もっとも情報が少ないといわれる職である ◆共有者「黙ってついてこい!」 ◆狼「あいつアホだな ついていけば勝てるぜ」
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【村人】 - 初心者講座【役職編】 あなたは「村人」です。何の能力も持ちません。しかし、村の中心となって話し合っていくのはあなたの役目。誰が人狼であるかを推理して、村を勝利に導くのです。 【村人】 - 初心者講座【役職編】 村人の仕事人外を探す 生き残る 消極的村柱 村人のコツ役職のメモを取ろう 他の役職も経験してみよう Q&Aグレランですぐに吊られちゃうんだけど、どうすればいいの? 偽の占い師に●を出されちゃった! 最終日に残っちゃった……。どうしよう……。 確定○に指定された時は何をすればいいの? 柱COはやっちゃだめなの? ステップアップ (作成中)人外の探し方 占いの真偽を考える 村人の仕事 占い師や霊能者の仕事は狼が誰か村民に伝える事ですが、村人の仕事は狼を見つけ出す事です。 ですが、狼を発見しても自分の話を聞いてもらえなければ意味はありません。 つまり『狼を見つけ、それを処刑してもらえるだけの信用を得る事』が村人をやる上での目標になります。 人外を探す 村人は能力がありません。人外を見つけるには推理をするしかありません。 裏を返せば、夜の時間を全て推理に使えるということです。 村の行く末を左右するのは大多数を占める村人達です。 失敗を恐れず、推理をどんどんして人外を探し、それを発言してください。 生き残る 村人である自分が生存し続ければ、その分人外を吊れる確率があがります。 生き残るというのはとても重要な事です。 発言と推理をしっかり行い、自分は村人ですと周りにアピールしましょう。 信用を得てグレランや指定を回避しましょう。 ただ忘れないで欲しいのですが、 自分が生き残っても、自分の代わりに村陣営が吊られているのならば意味はありません。 誘導で人外を吊り上げて生き延びてください。 例外として自分が処刑される事で村に利益が出る場面も存在します。 (信用勝負中、グレーが吊られる事によって詰み進行にもっていける場合等) 「自身の生存=勝利」ではありません。 利益の出る場面では、しっかりと吊られる事も村人の仕事です。 消極的村柱 グレランで発言を敢えて抑え、吊られるようにすることです。 グレランで人外が吊れればそれに越したことはありませんが、人外を狙いにいって狩人等の村の重要役職を吊っていては話になりません。 それらの役職の代わりに自分から吊られるように動くのも1つの手段です。 また、吊られずに生き残っても、後半になると「グレランで生存意欲を出さなかった」という村アピに繋がります。 しかし、人外を吊るチャンスを潰していることに代わりはないので注意してください。 村人のコツ 役職のメモを取ろう グレーが今何人なのか。占い師はどこを占ったのか、霊能者の結果は何色だったか。 しっかりメモを取りましょう。詳しいメモの取り方は上達への道に書いてあります。 吊り計算などの進行に役立つ情報も満載なので、まだ読んでない方は目を通してみてください。 他の役職も経験してみよう 騙している人外を見つけるには、騙す側を経験するのが一番手っ取り早いです。 人外に苦手意識を持っている人は多いですが、臆せずにチャレンジしてみましょう。 Q&A グレランですぐに吊られちゃうんだけど、どうすればいいの? グレランで投票される理由は主に3つあります。 最終日に残っても狼を吊れなさそう(経費吊り) 情報を出さないので人外かどうかわからない(ステ、把握発言吊り) 狼臭い発言していた(人外狙い吊り) 最初の2つは似ています。 この吊りを回避したいのなら、自分は狼を探す気があるとアピールし、把握発言だけで初日を終わらせないようにしましょう。 もしグレランで吊られてしまったら、そのグレランで1票も貰わなかった人の発言を確認してみましょう。 そしてそれを参考にしたり、動きを真似たりしてみましょう。 3は難しい問題ですが、経験で回避していくしかありません。 例えば、他人の発言を読んだ時に、怪しい内容の発言がいくつか見つかると思います。 それを自分で喋ってしまう事は避けましょう。 他にも村陣営の不利になるような発言も、狼目で見られやすいです。 偽の占い師に●を出されちゃった! 自分吊りになるなら(指定された等)すぐに「CO無し」と告げましょう。 ただし、吊られるからといって諦めてはいけません。 ●を打たれた村人は、その占い師が偽である事を知っています。 村民達に、その占い師が偽であるというアピールをしましょう。 また、その占い師以外に人外で見ている場所なども発言できるとすばらしいです。 ただし、吊り数が少ないのにたくさん人外が残っている状況(吊り余裕がない状況)では、抵抗しましょう。 自分が吊られれば村が敗北すると警笛を鳴らし、自分に●出しした占いが偽であると主張しましょう。 最終日に残っちゃった……。どうしよう……。 自分以外の誰かがラストウルフ(LW)です。狼を吊り上げて勝利を目指しましょう。 ・自分がグレーの場合 最終日3人以上グレーがいる場合、まずどこが狼かを考えましょう。 ログを読み直し、噛みや投票先、発言を参考に、狼だと思う人に誘導しましょう。 他の村民を説得して、票をそいつに集めましょう。 大切なのは、自分の考えを明確にすることです。 黙って様子を伺っていると、どこが吊れてもいい人外に見られやすくなります。 最終日に確定○が残っている場合は、狼が誰かは明白です。 あなたは村人なのだから、もう1人のグレーが狼です。 自分が村であるとアピールし、その狼の人外要素を示して確定○を説得しましょう。 ・自分が確定○の場合 それまでに噛まれた人の意見や、占いの結果、発言、投票、噛みを考慮して、自分が狼だと思うほうに投票しましょう。 最終日、グレーはあなたを説得しに動いてくると思います。 意見にはしっかり耳を傾け、それが正しいか間違ってるか判断しましょう。 確定○に指定された時は何をすればいいの? とにかくすぐにCO無しをいいましょう。村人がCOを渋ると議論が停滞してしまいます。 その上で、自分が今怪しいと思っている人の事を遺言として残しましょう。 吊られるからといって諦めてしまわず、村が少しでも勝利しやすくなるように努力しましょう。 ただし、吊り余裕がない時や、明らかに間違った進行をとられた時にはしっかりと抵抗する事も大切です。 柱COはやっちゃだめなの? 柱COは基本的に村陣営を不利にするだけです。 自分が吊られる事で村が有利になる状況というのは確かに存在しますが、初心者にこれを判断する事はとても難しいです。 そういう状況になれば他の村民が柱COを促してくるので、自発的柱COは絶対にしてはいけない、と覚えましょう。 柱COが村陣営を不利にする理由は、柱に出られた時点でその人を村認定するのが困難になる事にあります。 自分が吊られてもメリットのない状況で吊られてもいいと言うなんて、村認定を狙っている人外との区別がつかないですよね。 だから柱は処刑するしかありません。しかし、あなたが吊られる事によって人外を吊る機会も一回失われてしまうのです。 指定されていないのにも関わらずCO無しを言うのも柱COと同じなので気をつけましょう。 ステップアップ (作成中) 人外の探し方 一番確実なのは、実際に自分が人外の立場を経験する事です。 狼の考え方がわかるようになれば、自分が狼の時と同じような事を考えている人が狼だと簡単にわかります。 それ以外での推理要素としては主に以下の3つがあります。 ・噛み 噛まれた人が役職をCOしていたか、○を貰っていたか、誰を疑っていたか。 噛みには必ず理由があります、何故その人が噛まれたのか考えましょう。 ・投票 グレランでの投票は特に重要です。 極端に得票が少ない人や、浮いた投票をしたりしてる人などをチェックしましょう。 ・発言 視点漏れを恐れて発言を抑えたりする狼もいます。 自分の意見をあまり言わない人や、明らかにおかしな発言をしてる人などをチェックしましょう。 占いの真偽を考える 信用勝負の場合、占い師の真偽を考えるのが最も重要です。 グレーだけではなく、占い師の発言や結果、そして噛みを見て、誰が真占いかをしっかり考えましょう。 ・発言 占い師は結果以外でも発言で信用を得ようとしています。 結果だけ出しているだけの占い師や、噛まれることを危惧していない占い師は偽濃厚です。 ・○と●の位置 自分が人外だと思っているところに○を出されたら、囲いの可能性があります。 逆に村だと思っているところに●が出されたら、狂アピの●の可能性もあります。 ・噛み 噛まれた人が誰から○を貰っていたか、その人が誰を真占いだと思っていたか等を見てみましょう。 狼の騙りのグレーコントロールや意見噛みの可能性があります、その辺りもチェックしましょう。 初心者講座【役職編】 ◆ ←None │ 初心者講座【占い師】→ ▲上へ戻る
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各列でソートできます(意味なし) 列1 列2 列3 列4 列5 にじドラゴン作者 temuo メンフラ作者 俯瞰平八郎配信サイト:新都社 マメッチョマメリン作者 マメチョ サリーダの少年作者 森山たくみ RAPID COMMUTER ...作者 座二郎配信サイト:BIG3NET(小学館) コンビニ弁当は腐らない作者 のむぎ配信サイト:新都社 インディくん2作者 上福岡インディ ポイズンランドリー作者 弧賀常定 西には竜がいた作者 九井諒子 グレー・ワールド作者 猫分儀スミレ インターウォール作者 佐々木充彦配信サイト:mixPaper アンギャマン作者 左剛蔵 この漫画を描くに辺り..作者 nizidesu 純粋メイテイ叙説作者 黒谷知也 世界鬼作者 岡部閏配信サイト:裏サンデー エッチマン作者 akinaka 一冊二冊惨殺作者 早見純 潜心作者 油沼配信サイト:新都社 10角カンケイ作者 うましゃく配信サイト:新都社 世界は踊るいつまでも作者 happy! エターナル夏休み作者 ジャミル・ニート配信サイト:新都社 ねぎ姉さん作者 小林銅蟲 BLOOD FESTIVAL作者 清野とおる アンパンガール作者 FEさん配信サイト:アサメグラフ シモダテツヤのIT四コマ作者 シモダテツヤ配信サイト:gihyo.jp ストレートガール作者 森本護 妄想少年作者 Cu配信サイト:新都社 闘牌の修羅ハクミ作者 ネコ助配信サイト:新都社 マンガ・イズ・イナフ作者 マンガ・イズ・イナフ さいきっく!さつき寮作者 黒魔 森のテグー作者 施川ユウキ 連続してコイン作者 小屋配信サイト:新都社 ペイント漫画保管庫作者 ペイント漫画保管庫 マンガで分かる心療内科作者 ゆうきゆう 汝は人狼なりや?作者 プリ山ペニ夫配信サイト:新都社 座二郎のデコミ!作者 座二郎配信サイト:BCCKS マンション102号室作者 yum 春出汁作者 QRP配信サイト:新都社 むつみ荘101号室作者 トリバタケハルノブ 手足を伸ばしてパタパタする作者 小山健 密着!帰宅部24時作者 電解質配信サイト:新都社 熱い競馬漫画作者 もょもと配信サイト:新都社 THE PENISMAN作者 石田スイ ドラえも作者 名無し様 かとうひろしのHP作者 かとうひろし フミンバイン作者 大川ぶくぶ so作者 ichida ヒトクイ作者 MITA配信サイト:新都社 オーシャンまなぶ作者 戸塚たくす センネン画報作者 今日マチ子 ワンパンマン作者 ONE 片乳首出したおっさん...作者 飛田ニキイチ配信サイト:pixiv インガ作者 うえやま洋介犬 金魚王国の崩壊作者 模造クリスタル 中国嫁日記作者 井上純一 オモコロ漫画作者 シモダテツヤ配信サイト:オモコロ 理系の人々作者 よしたに配信サイト:Tech総研 虚構漫談作者 ichida配信サイト:虚構新聞 しあわせももりんご作者 うさくん配信サイト:コミホリ 二週間の休暇作者 フジモトマサル ミッションちゃんの大冒険作者 模造クリスタル PHOMANUSS作者 seconika Hybrid Insector作者 清水栄一+下口智裕 痴漢男作者 横田卓馬 koren shadmi作者 koren shadmi html2 plugin Error このプラグインで利用できない命令または文字列が入っています。
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汝は竜殺しなりや? ◆Wv2FAxNIf. 人々がせわしなく行き来する大通りの、遙か上。 そびえ立つビルの屋上から一人の少女と一体の魔物が、感情のこもらない目で地上を見下ろしていた。 少女の名をエィハという。 肋骨が浮くほど痩せた体に纏うのは、粗末な布きれと最低限の防具のみ。 年齢は十に届くか届かないかという幼い子どもでありながら、目元の鋭さは獲物を狙う獣に近い。 頭頂部を挟んで生えた一対の尖った耳は、彼女の血に魔物の因子が混じっていることを示していた。 「……見つけたわ」 エィハは傍らにいた大型の魔物の背に跨る。 全体は犬に近く、しかし両腕には蝙蝠の羽根のような皮膜がある、巨大な白い魔物だ。 潰れた目には包帯が巻かれ、エィハが選んだ小さな花が挿してある。 エィハの背丈の数倍もの体躯を持つこの魔物を、エィハはヴァルと呼んでいた。 この「ヴァル」と共にあることこそが、エィハの最大の特徴だった。 決して、エィハがこの獣を使役しているのではない。 エィハがこの獣に従っているのでもない。 彼らはただ“つながっている”。 「まずは――……」 ヴァルが翼をはばたかせ、標的に向かって一気に高度を下げる。 目が潰れていようと、魔物にとってそんなことはさしたる問題ではない。 そしてヴァルは巨体に見合わない俊敏さで空を切り、牙を剥いた。 幼い少女は必死に考えていた。 順番を。 殺す順番を。 「……まずは、あなたから」 そうしてエィハとヴァルは、一人の少年に襲いかかった。 ▽ 枢木スザクが目覚めた場所は地下駐車場。 騎士服の上に紺と紅の二色の装飾過多なマントという、目立つ出で立ちだった。 身辺や周囲の確認をした後は、階段で上階へ。 眼下の街を眺めながら、スザクは〈竜〉と〈喰らい姫〉という少女の言葉を反芻する。 状況を飲み込むまでに、そう時間はかからなかった。 耳慣れない単語をいくつも並べられたものの、最初に〈竜〉の存在を見てしまった以上は信じる他になかった。 それに元よりギアスという超常の能力に関わっていたのだから、多少の耐性はできている。 スザクは〈竜〉も、儀式も、殺し合いも、全て現実だと受け入れた。 儀式に巻き込まれた理由も、スザクはうっすらと察していた。 ここに連れてこられたのは、数日後のゼロ・レクイエムという計画に向けた準備の最中のことだった。 そして名簿には計画の中核となる二人と協力者一人、そして計画と激しく衝突することになったもう一人の名前がある。 この時期だからこそ、この四人だからこそ巻き込まれたのだと納得がいった。 しかし納得したからといって、儀式に協力する気になったわけではない。 世界の流れを決める力が得られると言われても、それが欲しいとは思えなかった。 ゼロ・レクイエムは人々にきっかけを与えるものであって、その後の世界を決めるのは人々自身だ。 思い通りにならない世界に悲しみや憤りを覚えることはあっても、個人が世界を思い通りにできていいはずがない。 〈竜〉に縋れば、人の意志を踏みにじってきたギアスと同じになってしまう。 だから〈竜〉を殺す気はない。 かといって世界を変えるほどの力を、特定の個人に渡したくもない。 ルルーシュたちとともに生還することが最優先だが、可能なら儀式そのものを壊しておくべきだ。 そこまで考えた上で、スザクは電話をしていた。 「ルルーシュ、無事かい? …………うん。 さっきは通話中だったから、そうだと思った」 携帯電話が手元にあるとなれば、当然真っ先に使う。 この状況で本当に携帯電話が使えるのか半信半疑だったが、幸い電波は問題なく届くようだ。 電話の相手は神聖ブリタニア帝国第九十九代皇帝、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。 友人であり、今のスザクの主にあたる相手でもある。 ひとまず互いの安全が確認できて、スザクは胸を撫で下ろす。 その感情は、決して騎士としてのものではない。 親友だったから、という感傷によるものでもない。 ゼロ・レクイエムのためには二人の生存が必須だという、打算に近い。 「僕は品川にいるけどどうする? ……ああ、それなら僕がそっちに向かった方がいいか」 スザクは与えられた地図と駐車場内にあった路線図とを見比べながら電話しているが、何度も首を傾げる。 ここはスザクが知るトウキョウ租界とは様子が違うようだった。 地名、それに路線の名前が少々異なるのだ。 ルルーシュもそれに気づいているようで、探るようにして待ち合わせ場所を決める。 ルルーシュは現在、九段下――トウキョウ租界でいうところの政庁付近にいるという。 環状線の中心部であり、ルルーシュはそこを拠点にするつもりらしい。 「分かった、少しこの辺りの様子を見てから向かうよ。 近くまで行ったらまた連絡するから、君も何かあったらすぐに電話してくれ」 その後いくつか確認を終えると、スザクは電話を切る。 それから別の番号を呼び出そうとしたが、その前に電話がかかってきた。 ちょうど、連絡しようとしていた相手からだった。 「ジェレミア卿ですか。 ……ええ、ルルーシュから聞きました」 携帯電話の向こう側にいる相手はジェレミア・ゴットバルト。 ゼロ・レクイエムの協力者の一人であり、スザクと違って純粋な忠誠心でルルーシュに従う人物だ。 スザクに先じてルルーシュと連絡を取っていたことからも、彼の性質が窺える。 「九段下ですよね。 ……何か音がしますけど……いえ、それならいいんです」 電話越しに金属音が聞こえるが、ジェレミア本人が問題ないというのなら問題ないのだろう。 こんな状況ではあるが、彼がそうそう殺されるような人物でないことは分かっている。 「……ええ。 全ては、ゼロ・レクイエムのために」 最低限の連絡を終え、電話を切る。 本当はもう一人の知り合い――紅月カレンにも電話したかったのだが、スザクは彼女の番号を知らなかった。 同じ生徒会にいた頃、スザクは携帯電話を持っていなかったからだ。 しかし知っていたところで、着信拒否になっていただろう。 自分と彼女の間にある断絶は理解していた。 代わりに名簿に記載されていない上司にかけてみたが、こちらは電波が届かなかった。 あの〈喰らい姫〉という少女は、会場内はともかく外界と接触を取らせるつもりはないらしい。 一通り携帯でできることを試した後、スザクは駐車場の外へ向かう。 外に出てみて最初にこの「東京」に抱くのは、違和感。 言いようのない気持ち悪さだった。 スザクは東京を――トウキョウ租界を知っている。 しかしここは同じ名前の土地で似た雰囲気を纏っているだけで、別物だ。 中途半端に似ているだけに気味が悪い。 異なる点はいくつもある。 そのうちの一つが、人々がスザクに対し見向きもしないことだ。 元より悪い形で有名になってしまっていたスザクだが、現在は悪逆皇帝の騎士として戦死したことになっている。 人々の憎悪を背負って死んだ騎士が化けて出たというのに、注目されるどころか誰も気づかないのは不自然だ。 そして何より「租界が存在している」。 それだけで、ここがスザクの知る土地とは全く違う場所なのだと分かった。 何故ならほんの数ヶ月前、他でもないスザクが、破壊兵器フレイヤによって租界の半径数キロを消し飛ばしたからだ。 巨大なクレーターと化して死んだ土地が、そう簡単に修復されるはずがない。 だからここは、日本ではない。 あの〈喰らい姫〉が言ったように本当に「夢」なのかも知れないと、スザクは自嘲気味に笑った。 そんな思考をしている最中に、スザクは意識を失いかけた。 「……ッ!!」 無意識のまま地面を蹴り、転がるようにしてその場を離れる。 コンマ数秒の差でスザクが立っていた場所を白い巨体が横切り、コンクリートに爪痕を残した。 「生きろ」というギアスをかけられたスザクはそれを逆手に取り、優れた危機察知能力として活用している。 その恩恵がなければ、今の一撃は避けられなかったかも知れない。 そうしてスザクの横を通り過ぎたそれは空中で方向転換し、スザクの方へ向いた。 「女の子……!?」 そこにいたのは翼の生えた白い獣と、それに乗った褐色の肌の少女だった。 少女が獣に囚われているのか、獣が少女を守っているのか――いくつか可能性を考えるが、恐らくどれも違う。 少女は明確な殺意を向けてきている。 白い獣から向けられている感情と、全く同じものだ。 「次は外さないわ」 「待て!!」 抑揚のない声で告げた少女に、スザクは会話を試みる。 無視されるなら応戦する構えだったが、少女は一旦動きを止めた。 「君も儀式に巻き込まれたのか?」 「そう」 「君は〈竜〉を殺したいのか?」 「違う」 「なら、どうして」 「説明する必要があるのかしら」 短い言葉の応酬を終えると、白い獣が再び牙を剥き出しにした。 スザクはもう一度、今度は交渉を試みる。 「自分は、君たちを殲滅するだけの戦力を有している。 これ以上続けるつもりなら、自分はこれを行使する!」 無表情だった少女が、僅かに顔をしかめる。 そして値踏みするようにスザクの全身を眺めた。 「……あなたがヴァルより強いとは思えないわ」 「本当に、そう思うかい?」 スザクは手の中にある「鍵」を握り締める。 できればそれを使わずに済むようにと、慎重に言葉を選ぶ。 「仮に君たちが勝つとしても、消耗するのは本意ではないはずだ。 それに、僕も〈竜〉を殺す気はない。 話し合いの余地はあるんじゃないか?」 少女は考える素振りを見せていた。 白い獣と一緒にコトリと首を傾げ、スザクに問いを投げかける。 「……あなたは〈竜〉に興味がないのかしら」 「ないよ。 できれば誰とも戦いたくない。 知り合いと一緒にここを出られればそれでいいんだ」 少女は真剣な表情で熟考を重ねている様子だった。 やがて白い獣が力を抜き、羽ばたくのをやめて着地した。 そして獣から降りた少女を見て、スザクは目を剥く。 一瞬見間違えたかと思ったが――獣と少女の間に、一本の蔦があった。 それは少女の尾てい骨付近から伸びて、獣の背中に直接繋がっている。 「……いいわ。信用する。 信用できなくなったら殺すわ」 この後、スザクは聞かされることになる。 彼らは“つながれもの”――視界を、魔力を、命を共有する者たち。 「分かった、それでいいよ」 少女の視線は変わらず、友好的なものにはほど遠い。 しかし多少ではあるが殺意は薄らいだようだった。 少女を相手に切り札を出さずに済んだことで、スザクは安堵の息をもらした。 ▽ 「注文は決まった?」 「少し待って」 エィハが見つめているのは、スープバーの外にあるフードメニューだった。 彼女は真剣な表情でそれを見つめ、色とりどりの写真とにらめっこをしている。 「…………」 さらに二十秒ほど待ってみるが、決まらない。 これ以上店の前で棒立ちになるわけにはいかないので、スザクは口出しすることにした。 「僕の分も選んでいいよ。 後で少しあげるから」 「いいの?」 「うん」 相変わらず表情の変化は乏しいが、少しだけ声のトーンが明るくなった気がした。 戦いさえ絡まなければ、同年代の少女とそう変わらないのかも知れない。 無事に注文を終えて、スザクとエィハはカップを持って席につく。 ヴァルの巨体では店内に入れなかったため、テラス席を選んだ。 ヴァルは「おいしいものなら何でも食べる」とのことだったのでカレーを注文したが、気に入ってもらえたように見える。 「それ……外れないんだね」 スザクは彼らを繋ぐ蔦に視線を遣る。 簡単に説明を受けたものの、「魔力の蔦で繋がっている」と言われてもピンとはこなかった。 「私はヴァルで、ヴァルは私。 そういうものだから。 ……あなたは、本当につながれものを知らないのね」 「魔物っていうのを見るのだって初めてだよ。 君が住んでいたところでは有名だったのかい?」 「珍しくはなかったわ。 いい顔はされなかったけど」 冷めた口調で言いながら、エィハがカップを手に取る。 彼女が真っ先に注文したトマトシチューだ。 トマトの香りが湯気とともにスザクの席まで届き、思わず喉を鳴らしそうになった。 とろみのあるシチューをスプーンで掬い上げたエィハは、それを口に含んだ途端に目を丸くする。 「……おいしい」 「そう、よかった」 エィハに触発されて、スザクも自分のカップに手を伸ばした。 エィハが悩んだ末に選んだのは、牛すじ肉と野菜のスープ。 シチューと違って透明度の高いスープだが、口にした途端に濃厚な牛肉の味が口いっぱいに広がった。 薄味ではない、しかしさっぱりとしていて飲みやすい。 大根を中心とした具にも肉の味が染み込んでおり、口の中で野菜の味と絡み合う。 主役である牛肉は噛みごたえを残しつつも柔らかく、旨みが凝縮されている。 思わずもう一口、というところで、スザクはカップをエィハに差し出した。 「僕の分もどう?」 「もらうわ」 店に入った目的として、座って話せる場所が欲しかったというのはもちろんある。 しかしそれ以上に、スザクはエィハの痩せた体を見て、思わず何かしてやりたくなってしまったのだ。 エィハがスープを希望したのでこの店になったが、もっと腹持ちのいいものを食べさせてやりたかったぐらいだった。 一時期スザクの同僚だった少女に雰囲気が似ていたことも、情が湧いてしまった原因の一端だろう。 同情を喜ぶような少女ではない。 それでも夢中でスープを口に運ぶ彼女の姿を見ると、少しほっとした気持ちになる。 ――この後、彼女を殺すことになったとしても。 酷い偽善だと、スザクは吐き出しそうになった溜息を飲み込んだ。 「あなたは、いい人なのね」 「……いい人じゃないよ。 これだって、ただのスープだし……」 先ほどまで殺気に満ちていたとは思えないほど、エィハの様子は丸くなっていた。 スープだけでここまで態度を変えられてしまうと、お節介ながら彼女の将来が心配になる。 「毒を盛られるとは思わなかった?」 「あなた、自分が飲んでからくれたでしょう」 「あ、そこは見てるんだ……」 エィハなりの判断基準によって「いい人」と評価されたようだが、調子を狂わされてしまう。 余計なことを、考えてしまう。 ――ルルーシュ、カレン、ジェレミア、そして自分の四人が生き残るなら、あと一つ席が残る。 もし殺し合うことになったとしても、彼女一人なら助けられるのではないか、と。 そんな甘い考えを、思い浮かべては打ち消した。 計画に支障をきたしかねない甘さは、捨てなければならない。 「あなたは戦わずに、知り合いと一緒にここを出られたらいい……と言っていたわね」 「ああ、うん」 「無理だと思うわ」 「えっ」 突然断言されて、スザクは驚きの声を上げる。 そんなスザクの反応を無視して、相変わらずエィハは淡々とした声で意見を述べた。 「私は以前〈喰らい姫〉に会って、〈竜〉の話を聞いた。 だから私は彼らがどんな存在か知ってる。 あなたがいい人だと思うから、忠告してるのよ」 エィハはパンを頬張った。 それからスープを口に含むと、また少し口元が緩んだ気がする。 そして彼女が咀嚼を終えたタイミングで、スザクは質問した。 「〈喰らい姫〉って何者なんだい?」 「〈赤の竜〉と縁が深い、巫女のようなものだと聞いたわ。 でも、例えば彼女を捜し出して説得したり、殺したり。 そういうことをしても、この儀式は止まらないと思うの」 「そうなの?」 儀式を止める方法として、真っ先に思い浮かぶのがそれだ。 元凶と思われる少女を止めれば終わるのではないかという考えを、確かに持っていた。 「本人が言っていたように、彼女はただの案内人よ。 『そういうもの』を『そういうもの』だと伝えるのが彼女の役目。 儀式といっても、彼女が執り行っているわけじゃなくて……多分『そういうもの』なのよ」 「随分、曖昧な言い方だね」 「話す相手と言葉は選ぶわ」 「なるほどね」 エィハの様子からは、既に自分の考えに確信を持っているように見える。 それでも曖昧な物言いになるのは、要はスザクには詳細を話せないということ。 彼女は「いい人」への最低限の忠告をしているのであって、それ以上の情報を渡すつもりはないのだ。 残念ではあったが、スープだけで完全に気を許されたわけではないと思うと逆に安心した。 「それに前に私が会った時は、彼女は消えたわ。 話が終わってすぐに」 「どこに?」 「行方知れずになった、という意味じゃないわ。 消えたの。 彼女も『夢』だったんだろうって、私と一緒にいた人は言っていたわ。 だから儀式の説明を終えた以上、彼女はもうどこにもいないんじゃないかしら」 今から〈喰らい姫〉を捜したとしても見つからない。 彼女は既に役目を終えているから。 そんな忠告を、エィハは続ける。 「だから〈竜〉と彼女が言っていた通り、生き残れるのは五人だけ。 戦うしかないし、殺すしかない。 そうしたらあなたはどうするの?」 パンの最後の一口を手にしたまま、エィハは問うた。 鋭い視線は「いい人」の反応を、一挙一投足を見逃すまいとしているようだった。 「僕と僕の知り合いには、やらなければならないことがある。 だから、どうしてもその必要があるなら。 僕には殺す覚悟がある」 「それならここで私も殺す?」 エィハが間髪入れずに問いかける。 既にパンを食べ終えて、スープも飲み干している。 エィハとヴァルの二方向から殺気が飛ばされて、いつ飛びかかられてもおかしくない状況だった。 しかしスザクの返答は変わらない。 「戦いたくないよ……今は。 君は無理だと言ったけど、僕はまだ諦めてないから。 襲われたら別だけどね」 そうしてスザクは逆にエィハに釘を刺し、目を細める。 殺気で怯むほど、平坦な人生は送っていない。 「…………そう。 それなら私も、今はあなたと戦わないわ」 「試したのかい?」 「あなたが戦いたくないだけの人なら、殺してたわ」 エィハはさらりとそう言ってのける。 そしてスザクがそれに反応しようとした時、携帯電話が鳴った。 「ごめん、出るね」 そういえば携帯について説明していなかったと気づいたが、特に警戒された様子はなかった。 画面に表示された名は、ジェレミア・ゴットバルトだ。 「はい、もしも――」 電話に出た途端、ジェレミアの剣幕に圧倒されてしまった。 しかし一拍遅れて彼の言っている意味を理解すると、スザクの背筋に冷たいものが走る。 ルルーシュと電話が繋がらない。 『街中で動く死体が大量に発生した』。 『そのことをルルーシュ様にお伝えしようとしたが、繋がらない』。 『私は既に九段下に向かっているので、君も早く来い』。 それだけ伝えると、ジェレミアはすぐに電話を切ってしまった。 動く死体、というのは意味が分からなかったが、ルルーシュの安否不明という一点で事態の深刻さを理解した。 スザクもルルーシュの番号を呼び出してみたが、確かに繋がらない。 ルルーシュの身に何かあっては、計画は終わりだ。 スザクは音を立てて椅子から立ち上がった。 「エィハ、――」 「何か来るわ」 事態を彼女に伝えようとして、しかしそれを遮られる。 エィハが見ているのは大通りの先――ヴァルが見ている景色。 人には見えない遙か遠くを見据えている。 同じようにスザクもエィハが見つめる方向に目を凝らすが、何かが蠢いている、以上のことは分からない。 視力には自信があったのだが、エィハたちには敵いそうになかった。 「動く死体が大量に現れた、って知り合いが……」 「多分、還り人よ。 向こうから来てるけど、誰か戦ってるみたい」 「一人で?」 「ええ」 還り人とは「起き上がった」死者のことであり、その多くが人を襲うのだという。 そこまで聞いて、スザクは決意を固める。 ルルーシュを捜しにいく前に、やるべきことができてしまった。 「……エィハ、安全な所に逃げられるかい?」 「ヴァルがいる所が、安全な所よ。 あなたはどうするの?」 「その人を助けにいく」 エィハが目を見張る。 それに構わず、スザクは『鍵』を握り締めた。 「ここでお別れだ、エィハ。 こんなことを言うのは変かも知れないけど、気をつけて」 向かうのは「還り人」がいるという方角ではなく、スザクが初めに目を覚ました駐車場。 エィハを残し、スザクは走り出す。 ▽ ヴァルの背に乗って風を切る。 ごわごわとした毛並みと温かさを全身で感じる、いつも通りの感覚。 エィハとヴァルは必死で考えた「順番」に従って、再び爪と牙を振り上げた。 ヴァルの爪が還り人の手足を千切り、牙がその爛れた体を噛み砕く。 十把一絡げに、還り人たちをなぎ倒していく。 「おっ。手伝ってくれんのか嬢ちゃん」 そう気さくに話しかけてきたのは、たった一人で還り人の群れを相手にしていた大柄な男だ。 伸びっぱなしになった金髪を額に当てた布で纏めており、背丈はエィハの倍ほどもある。 棍一つで複数の還り人に対抗できるほどの実力者――否。 得物の一振りで整備された地面を叩き割るのを見るに、単に「鍛えている」の域を超えている。 そんな男が、エィハに対して豪快に笑った。 「がっはっは、面倒なことに巻き込まれたところにこいつらが来たもんだからよ! ちょいと相手してやろうと思ったらキリがねえんだ、これが。 街の連中は、逃げろっつっても聞きゃあしねえしよ!」 エィハはその雑談を半ば無視して還り人を狩る。 ヴァルが噛み潰し、踏み砕き、次の還り人を狙う。 「おーっ、すげぇなその白いの! 霊獣か?」 「ヴァル」 「ヴァルか、強いな!!」 男はヴァルの凶行やエィハの淡白な反応に不快感を示すでもなく、平然と笑っている。 エィハにはこの男の肉体の強靱さよりもその精神性こそが、人間離れしているように思えた。 「俺ぁ周の開国武成王、黄飛虎ってんだ」 「エィハ」 「よしエィハ、ここを切り抜けんぞ」 ヴァルと飛虎が、死体を死体へ還していく。 飛虎が言ったようにキリがないと、エィハがそう思い始めた頃。 エィハたちの頭上に影が差し込んだ。 『エィハ、そこを離れて!』 聞き覚えのある少年の声に、エィハが顔を上げる。 そして――硬直した。 〈喰らい姫〉が儀式の宣告をした時以上に、エィハは不意を打たれてしまった。 しかしすぐさま我に返り、ヴァルに方向転換させた。 飛虎の襟首をくわえ、ヴァルが飛ぶ。 空中に浮かぶのは鋼鉄の鎧。 「それ」は銃を構えていた。 しかし銃口から放たれたのはただの弾ではない、光の弾丸だ。 弾丸は還り人の群れの中心に着弾し、轟音を掻き鳴らす。 それだけで還り人たちは文字通り蒸発し、大通りにはクレーターができあがった。 「それ」がもたらした光景を見て、エィハは〈赤の竜〉に初めて出会ったオガニ火山での出来事を思い出す。 「エィハが一度殺された」、あの時。 狂乱した〈竜〉のブレスによって人は焼け、岩すらバターのように溶けた。 規模こそ比べものにならないが、「それ」の持つ力は〈竜〉に比肩し得る。 だから「それ」は「そう」なのだろう。 エィハは小さく、そばにいる飛虎の耳に届かないほどの声量で呟きを漏らした。 「そこにいたのね、〈竜殺し〉……」 ▽ KMF(ナイトメアフレーム)――人型自在装甲機と呼ばれる機動兵器。 人がコックピットに乗り込んで操縦する、鋼鉄の鎧の総称である。 スザクの切り札であるランスロット・アルビオンはその中でも、技術の粋を詰め込んだ最新鋭のものだ。 ダモクレス戦役で爆発四散したはずのこの機体が、何故完璧な状態で用意されていたのかまでは分からなかった。 スザクはランスロットを降り、還り人と戦っていた男に会いに行く。 途中、手伝ってくれたエィハに礼を言ったのだが、考えごとをしていたようで返事はなかった。 「ばっはっは!!! いやー、エィハも兄ちゃんも、仙道でもねぇのに強ぇな!!」 黄飛虎と名乗った男は、スザクの背をばしばしと叩いた。 初めて見たというKMFにも物怖じしない豪快な人物だ。 そんな彼を見ていて、スザクは「父親」というものを思い出しそうになる。 しかし自分にその資格はないと、感傷に重石をつけて、心の底に沈めて蓋をした。 「無事で何よりです。 だけど……すみません、自分は友人を捜しに行かないと……」 「それなら俺も付き合うぜ!」 飛虎が堂々と己の胸を叩く。 殺し合いの最中だというのに、スザクを疑うという発想はないようだ。 そのお陰でスザクの方も、飛虎を疑う気は失せてしまっていた。 とはいえランスロットは一人乗りであり、スザクは答えに窮した。 そこに、意外な声がかかる。 「ヴァルの背中に乗ればいい」 助け船を出したのはエィハだった。 スザクが飛虎と話している間、彼女はずっとランスロットを観察していたようだ。 「狭いんでしょう? あの、乗り物」 「うん……ランスロットっていうんだ。 確かに、一人乗りだ」 「あなたにしか操縦できないの?」 「そうだよ」 「…………そう」 エィハの申し出はありがたいものだった。 状況が最終的にどうなるかは不透明だが、今のうちは仲間を作っておいた方がいい。 そして飛虎と同行するなら、エィハとヴァルがいてくれた方が都合がいい。 しかし、疑問が残る。 そもそもエィハが何故飛虎を助けたのかも分からず、スザクは問う。 「どうして、僕に付き合ってくれるんだい?」 「付き合いたいと思ったから」 一瞬で嘘と分かるような台詞を、エィハは眉一つ動かさずに口にした。 短い間ではあるものの、エィハと話していて分かったことがある。 彼女は隠し事が下手だ。 隠している内容は決して言わないが、隠し事をしているというそれ自体は隠せない。 今もそうだ。 何かを隠していて、そして何を隠しているのかは言うつもりがない。 ただ、何かしらの打算によって動いているのは確かだ。 そこまで分かった上で、スザクは受け入れることにした。 ここで突き放しても、お互いの危険が増えるだけだろう。 「……分かった。 エィハ、これからもよろしく。 飛虎さんも」 飛虎はともかく、エィハからは目を離さない方がいい。 スザクはそのことを肝に銘じた。 ▽ エィハには目的がある。 忌ブキを王にするという確固たる目的が。 そのためには今すぐにでも十五人を殺し、忌ブキを守らなければならない。 だが、それだけでは足りない。 エィハのもう一つの目的のためには“順番”を守る必要がある。 目的を果たすための条件そのものは、シンプルではあった。 ――〈竜殺し〉を全員殺す。 ――その後で〈竜〉を殺す。 直接でもいい、間接でもいい、事故でもいい、順番通りに〈竜殺し〉と〈竜〉が死ねばいい。 〈喰らい姫〉から教わったその順番を守るために、そして同時に忌ブキを死なせないために、エィハは動いていた。 エィハには〈竜殺し〉を見分けられるが、かといって〈竜殺し〉を見つけた端から殺していけばいいというわけでもない。 強力な能力を持つ〈竜殺し〉の手を借りなければ、更に強大な〈赤の竜〉を殺すのは難しいからだ。 〈竜殺し〉たちを殺して〈竜殺し〉でない者たちだけで〈赤の竜〉に挑んでも、〈竜〉を殺せなければ意味がない。 最も理想的なのが、〈竜殺し〉ではなく、それでいて強力な仲間を見つけることだ。 逆にそれができないのなら〈竜殺し〉と〈竜〉が衝突するように仕向け、互いに弱ったところを襲うといった手間が必要になる。 確実に順番を守るにはどうすればいいのか、エィハは悩んでいた。 初めにエィハがスザクを襲ったのにも、この順番が関わっている。 彼は〈竜殺し〉ではなかったが、〈竜〉討伐の仲間とするには力不足に思えたのだ。 それに忌ブキを最後の五人に残すために、殺せる相手は殺しておいた方がいいという判断があった。 その後スザクと協力する方針へ変えたのは、彼が戦力の保持をほのめかしたからだ。 〈竜殺し〉ではない、かつ信用できる戦力が手に入るとすれば願ってもない。 飛虎を助けたのも、そのスザクに恩を売るためだった。 そうして、エィハは常に“順番”に従って行動していた。 必死に考えて、考えて、最善を選んできたつもりだった。 しかしランスロットの出現が全てを狂わせた。 婁震戒が持つ剣は〈竜殺し〉だ。 無機物が〈竜殺し〉となる可能性を、エィハは知っていた。 それでもスザクが〈竜殺し〉ではないと分かった時点で、どこかで思考停止してしまっていたのだ。 ランスロットは〈竜殺し〉。 〈竜〉の力を受け継ぐ資格を持つ器。 ランスロットを破壊しなければ、エィハの目的は果たせない。 この鋼鉄の鎧を、ヴァルの爪では突破できない。 またスザクを殺すだけではランスロットを破壊したことにはならない。 これを壊すにはどうすればいいのか。 誰を殺せばいいのか。 誰から殺せばいいのか。 先を歩くスザクの背を見つめながら、エィハは考え続ける。 大切な、友達のために。 【一日目昼/品川】 【枢木スザク@コードギアス】 [所持品]ランスロット・アルビオン [状態]健康 [その他] ランスロットは〈竜殺し〉 【黄飛虎@封神演義】 [所持品]棍 [状態]健康 [その他] 〈竜殺し〉ではない 【エィハ@レッドドラゴン】 [所持品]短剣 [状態]健康(還り人) [その他] 特記事項なし Back 還り人の都 Next 朱理は紅蓮の野に立つ GAME START エィハ 013 竜殺しを探して 枢木スザク 黄飛虎
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GMアナウンス - 初心者GM講座【進行中編】 (=・ω・) 「アナウンスって必要なの?」 ( ´ ▽ ` )ノ 「あんまりやらないほうがいいかな。誤爆したら非難殺到だ」 (=・ω・) 「そうなんだ……GMって大変だね」 ( ´ ▽ ` )ノ 「本当に必要な場合……といっても、突然死が発生する直前くらいかなあ」 ( ´ ▽ ` )ノ 「GMが発言することで、その発言からメタ推理が発生しちゃうんだ」 (=・ω・) ほうほう。他には? ( ´ ▽ ` )ノ 今のところ、説明できるのはこれくらいかなー (=・ω・) そんなー! ( ´ ▽ ` )ノ 他の事はわかんなくなったら聞いたらいいよ~! (=・ω・) そうするね! ( ´ ▽ ` )ノ じゃあ次、トラブル発生!どうしよう!? (=・ω・) どうするんだろう!? ◆初心者GM講座【進行中編】 │ トラブル発生!どうしよう!?→ ▲上へ戻る ◆その他の講座 | 初心者講座【基本編】 | 初心者GM講座【村建て編】 | 中級者講座【進行論編】 | 上級者講座【奇策編】 | 超級者編